のり子、自分のイメージする母の完成形が間違っていることを知る。

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みなさんは「カーラー」をご存じだろうか。

美容院でパーマをかける時に、髪に巻く道具だ。

昔は家にカーラーを持っている人が多かったのではないだろうか。私の母ももちろん持っていた。

母は当時パーマをかけており、前髪を整えるために家にいる時はずっとカーラーを巻いていた。

カーラーを巻いて寝て、朝は家を出る直前までカーラーは外さない。

私の中では、なぜか「カーラー = 大人」の図式になっていて、カーラーを巻くのは大人の証だと思っていた。

と同時に、カーラーはオシャレで巻くものだとも勘違いしていた。

なので、私は

カーラーを巻く母の姿が大好き。

すっごいオシャレに見えてた。

母のようなオシャレをしたくて、早く大人になって自分もカーラーを巻きたいと思うくらい。

まさかカーラーが髪をウェーブさせるために巻くものだったとは。

カーラーについての勘違いは続いたままのある日。

朝、母が寝坊した。

ついでに私も寝坊した。

母は焦りながら身だしなみを整え、私はご飯を食べながら学校の用意をした。

もう学校には走っても間に合わない時間になっている。

母は「車で送ってやる」と、私を急かして家を出た。

カーラーを巻いたままで。

だが前述の通り、私の中ではカーラーを巻いた母が完成形だったため、指摘することなく学校の校門前で下ろしてもらって母とは別れた。

母はカーラーを巻いたまま会社へと行き、大恥をかいたそうだ。

母に

「教えてくれたらよかったのに」

と言われ、その時に初めて

「カーラーはオシャレでつけてるわけじゃないんだ!」

ということに気づいた。驚きだった。

ちなみに、母にカーラーはオシャレで、カーラーをつけた母が完成形だと思っていたことを告げたら、「そういう考え方もあるのか……」と変に感心していた。

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Comment

  1. ARATA より:

    そこで子供の考えに納得できるお母さんはやはり素晴らしい。
    偏見を持たず心の広いお母さんの下で育ったからこそ、広い考えができるのだなと納得がいくします。
    自分はカーラーは祖母の記憶です。
    田舎に行った時だけですが、夜はパックにカーラーという子供の印象に残る格好をよくしていましたので

    • のり子 のり子 より:

      >ARATAさん

      心が広いのもありますが、母は「普通と違う考え」がすごく好きな人なんです(*´▽`*)
      自分の中にない考え方があると知ると、とても珍しがって喜びますw
      子供ってまだ物を知らないがゆえに独創的な考え方をするので、母にとっては面白くてたまらなかったみたいです(*´ω`*)

      私の祖母もカーラーしてました!
      母の時には、もうカーラーは古かったように思います。
      パックにカーラーw 昭和のよき時代の眺めですね(*´ω`*)

  2. クワトロ大尉 より:

    私の母もカーラーしてましたわww
    そういえば、現代では見ないですね(笑)

    カーラー巻いてるのが完成形!
    さ、さすがのり子殿( *`ω´)
    貴殿の発想力には敵いませぬww
    いつか私も…

    • のり子 のり子 より:

      >クワトロ大尉さん

      クワトロさんもですか!
      そう、今はもう全然見ないですよねw

      カーラーはすっごいオシャレと思っていたんですw
      母がカーラーを巻いてる姿が本当に好きでした(*´▽`*)

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