【イラストエッセイ】のり子、爪の垢を煎じて飲みたい人。

2018年9月12日イラストエッセイ, 20代

母のバスケット仲間の娘さんの話。

 

娘さんは中学3年生。

 

バスケット部でキャプテンを務めていたその娘さんに、別々の高校に通う先輩2人から、それぞれ「こっちに来ないか」と誘いがあったそうだ。

 

A先輩の高校は、

 

毎年大会で上位の成績を収める強豪校。

 

そしてB先輩の高校は、

 

最近できたばかりの弱小校。

 

弱小校のほうは少しずつ頭角を現し始めてはいるものの、まだまだ先は長そう……。

 

どちらの高校に行こうか迷っていた娘さんは、ある日ちょっと大きめの試合に両校が出てくることを知り、見学に行くことにした。

 

2階の観客席に上がり、両校の試合をつぶさに観察する娘さん。

 

 

しかしその目は、試合を通り越してベンチに向かっていた。

 

試合中、選手たちの休憩する場所 兼 荷物置き場でもあるベンチをじっと見る娘さん。

 

A先輩(強豪校)の高校のベンチは、

 

整理整頓がまったくされておらずグッチャグチャ。

 

対するB先輩(弱小校)のベンチは、

 

とっても綺麗!

 

後日、両先輩に進路のことで電話をかけた娘さん。

 

A先輩(強豪校)との会話は、

 

なんだか投げやり……?

 

対するB先輩(弱小校)との会話は、

 

とても親身に話してくれた。

 

娘さんは、結局B先輩(弱小校)のいる高校に進学したそうだ。

 

その一番のキッカケは、最初に見た「ベンチの使い方」だったらしい。

 

自分たちの使う場所を常に綺麗にするよう心掛けている監督は人間的に信用ができる。そしてその教えを選手たちがちゃんと守っているということは、監督と選手の信頼関係がしっかり成り立っているということ。

 

逆にベンチがグチャグチャでも気にならないというのは、あまりいい環境ではなさそうだ。もし強豪校に入ったら、たぶん自分はバスケットが嫌いになってしまうだろう。

 

そういうわけで、娘さんは今は弱小校で楽しんでバスケットをしているそうだ。

 

じゃっかん15歳の女の子が、物事の本質をしっかり見極めている。

 

 

その娘さん、天才じゃないのか……?

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