のり子、子供のころの出来事を謝罪する。

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子供のころ、よく川で遊んでいた。

あんまり綺麗な川ではなかったが、水深が浅く、子供の足首までしかなかったため遊びやすかったのだ。

車通りの多い道路沿いにある川だったので、わりとゴミも多かった(なんでそんなところで遊んでたんだ……)。

そんな川なものだから、

姉が何かを踏んでしまった。

何か大きいゴミでも踏んだのか? と姉の足の裏を確認したら……

姉の足の裏に刺さったガラスの破片。綺麗とは言いがたい川の水。

きっとこの川の水にはたくさんのバイ菌が住んでいて、足の傷からバイ菌が入って足が腐って死んじゃうんだ。

一瞬のうちに姉の死までの行程が浮かんだ私は、パニックになり泣いた。

どうしよう。姉が死んでしまう。でも母は仕事で家にいない。誰に助けてもらえばいいかわからない。

どうしたらいいのーーーっ!?

あ。

そういえば、川のすぐ目の前に病院があった。

私は慌てて病院へ走った。靴も履かずに、水に濡れた足もそのままに病院の受付へ駆け込んだ。

そして大泣き。

姉の足の裏にガラスの破片が刺さってしまったことを何とか伝え、「どうにかしてーっ」と泣いた。

しかし、そこは病院。当たり前だが、診察してもらうには保険証とお金が必要だ。

受付の人は「保険証は持ってる?」と聞いてきたが、持っているわけもなく。

しごく当たり前の対応をされた。

だが、母の仕事場は家からバスに乗っても1時間近くはかかる場所にあった。

そこまで行って保険証を持ってまた病院に戻っている間に、姉は死ぬ。

姉の死ぬ場面を想像した私は、

号泣した。

受付ロビーで大声で泣いている子供がいれば、そりゃ診察室の中にまで響くわけで……。

泣いていると、診察室のドアが開きお医者さんが現れた。

お医者さんの鶴の一声で姉は診てもらえることになり、無事、足の裏の治療が完了した。

しかし問題はこの後だ。

この後がまったく記憶にないのだが、私……後日にでもお金払ったんだっけ……?

そもそも、姉が足の裏を怪我したことを母に言った記憶がない。

本来なら、後日にでも保険証とお金を持ってお礼とお詫びに行かなければいけないんだろうが、行った記憶がぜんっぜんナイ。

母に聞いても、「あんたたちは怪我ばっかりしてたから、覚えてないなあ」と言われた。うん、生傷の絶えない子供だったよね。

もしかして、お金も払わずに治療を受けたのか!?

いま考えたら、とんでもなく申し訳ないことをしてしまった。本当に申し訳ない……!

あのころ住んでいた場所からは引っ越してしまったので、その病院がいまもあるかは不明だが、この場を借りて言わせていただきたい。

子供たちだけで病院に駆け込んだのは、後にも先にもあの1回だけです……。

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Comment

  1. いちたろう より:

    いやぁ、確かに怖いよね。実際自分も同じような経験あるもん。(ただし病院は行かず)

    最近ケーブルテレビの映画番組で昔見た『震える舌』っていうのを放送していて、食い入るように見てしまった。ネタバレになるので内容は言いませんが、是非この映画を見た後、改めてこの当時の出来事を思い起こしてください。(ガクガク、ブルブル)

    • のり子 のり子 より:

      〉いちたろうさん

      私も同じような経験がありますが、なぜか足の裏にお灸を据えられただけで終わりました…。なぜお灸…。

      震える舌!!
      私が読みたいと思ってる小説です!映画になってたんですね!
      タイトルはホラーっぽいですが、内容はリアルな感じのホラーですよね…((((;゜Д゜)))
      読むのに勇気がまだなくて挑戦していませんが、いつかは読みます!いつかは!

  2. バッジォ より:

    良い先生で良かったですね^_^
    事務の人はしょうがないかもですけど、子供が必死に泣いて助けを求めてるんやし、もうちょい親身になってくれても良いんちゃうかなーと思いました笑

    • のり子 のり子 より:

      〉バッジォさん

      もしかしたらうるさかったから仕方なく診察してくれた可能性もありますが、どちらにしろ本当にありがたいし、同時に非常に申し訳なかったなあと、今は思います(。>д<) ただ、「お母さんと来てくれないと無理だよ」と受付の方に言われたときは、子供ながらに絶望してしまいましたw

  3. ペッカー より:

     うあああ……

     この記事を読んで蘇る、自らの恥ずかしい過去。

     私はテレビでウルトラマンを見ていた時に「わあああーん!!ウルトラマンが死んじゃうー!!」と、大泣きしながら転げ回り、いろいろとやらかした過ちが、今、まざまざと蘇ってまいりました(笑)。

     ほんと、いい先生でなにより(^_^)

    • のり子 のり子 より:

      〉ペッカーさん

      子供のころに見るアニメや特撮は、入り込んでしまいますよねw
      私が子供のころにウルトラマンを見ていたら、きっと同じようにやらかすことになるかもしれませんw

      それにしても、純粋で可愛いお子さんだったのですね(*´∀`)
      フフ、と笑っちゃいました(*´ω`*)

  4. クワトロ大尉 より:

    お姉ちゃんのケガで大泣きするなんて…
    なんとも可愛らしい娘さんですな!
    そして病院まで行って助けを求めるなんて…
    健気じゃないですか!

    しれっと内科だったのはウケたww

    母にも言わず、病院にお礼も言わず、お金も払わないところがのり子さんらしいね(笑)
    相変わらず期待を裏切らない展開( *`ω´)

    この場をかりてお詫びしても、先生がこのブログ見てる確率は1/65,536だからな…(¬_¬)

    • のり子 のり子 より:

      >クワトロ大尉さん

      そう、この病院、内科だったんですw
      あの先生、よく見てくれたなあ(;´∀`)

      姉が傷の手当てをした後の記憶は、本当にさっぱりすっかりなくなっているんです(>_<) 母に言ったのか言わなかったのか、それさえも全く覚えていないんですよね……。 手当てをしてくれた先生が、1/65536の確率で見てくれることを祈っておきます!w

  5. ARATA より:

    自分も子供の頃は親から大げさに言われてるからか、手洗わないとばい菌で腐って手とれちゃうとかそういう話信じ込んでたかも
    でも大概は薬塗っとけば治るって考えだったので処置がテキトーで変な治り方してる傷跡が結合ありますw
    それでも、イザとなった時には病院に行ってお願いできたりしっかり動けるのは親の教育の賜物だと思います。

    • のり子 のり子 より:

      >ARATAさん

      たいがいは薬ぬっとけば治るっていうのは、わかりますw
      私もお腹が痛いとか頭が痛いとか、痛みに関しては全て正露丸でどうにかなると思ってましたwしかも中学生までw
      何かあると正露丸ばっかり飲んでたなー(;´∀`)

      しかし、傷跡が今でも残っているというのは、ARATAさんはかなり元気なお子さんだったのですね(*´▽`*)
      今はヤンチャな子供はあまり見なくなってしまったなーと、ふと思ってしまいました(;´∀`)

  6. なお より:

    いまだに大怪我に遭遇したことがない。骨も折ったことないんだよなぁ。子供の頃は身体が弱くて入院してたときの記憶でわ、夜になるとお母さんが家に帰るとき大泣きしてた記憶かなぁ

    血が苦手なので大怪我と同時に貧血になると思われます(笑)

    • のり子 のり子 より:

      >なおさん

      私も大怪我をしたことが一度もなくて、高校生くらいまで入院してみたい!と本気で思っていましたw
      でもいま考えれば、大きな怪我も病気もなく入院もしなくていい健康体というのはとてもありがたいことだなーとつくづく思いました(*´▽`*)

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