【イラストエッセイ】のり子、家庭訪問の思い出。

2018年9月12日イラストエッセイ, 10代

何度も言っているが、子供のころの私はとてつもなく生意気だった。

 

 

とにかく口が達者で、「口から先に生まれてきたんじゃないか」と誰からも言われるくらいだった。

 

さらに、大人が筋の通らないことを言ったりする時は徹底的に突っ込み、言い負かしていたりしていたため、周りの大人には嫌われていたと思う。

 

学校でもその性格は落ち着かず、

 

 

生意気に意見ばかりしていた。

 

もし私が子供のころの私を相手することになったら、殴るまで1分もかからないだろう。いま思い返してもムカつく子供だった。

 

そんな性格だったため、親と先生が直接話す年に一度の行事である家庭訪問では、私の所業を親に伝えようと気合を入れる担任の先生が多かったように思う。

 

一度、先生から「あなたの日頃の行いをきっちりお母さんに言いますからね」と勝ち誇ったように言われたことがある。その時は「自分では言いくるめられるから親に言うんだな」と先生を見下していた。本当に最悪な子供だった。先生ごめんなさい。

 

 

先生が訪問してくるため、仕事を早退して必死に家の中を掃除する母。

 

いつも棚の奥に眠っている花瓶や、高そうな茶器セット、床に散乱している物は押し入れに全部押し込め、表向きは非常に綺麗な部屋を作り出していた。

 

そうまでして頑張って作り出した空間で、

 

先生の怒りをモロに受ける母。

 

「あんな生意気な生徒は見たことがない!」

「どういう育て方をしてきたんですか!」

「大人の言うことも全然聞かないし!」

 

時間いっぱい、私の文句を言って先生は帰って行った。

 

きっと先生は、自分の怒りを聞いて母が私を叱ると思っただろう。いい気味だと思っただろう。

 

残念だが、

 

私は叱られてなどいない。

 

先生が言う文句を冷静に聞いた結果、

 

「あの先生が怒っているのは、あんたに言い合いに負けたからだね。

あんたが悪いことをしたから怒ってるわけじゃなくて、自分が負けたことが悔しいんだね。

そんな言葉は聞く価値がない」

 

と一刀両断だった。

 

ちなみに、私の性格をだかつの如く嫌う先生もいれば、

 

面白いと手放しで褒める先生もいた。

 

ちなみに母は、家庭訪問で先生と話す時には必ず

 

私の自慢話をしていたそうだ。

 

辞書を引くのが早いとか、国語の成績がいいとか、そんな単純なことばかりだが、最初から最後まで私の自慢話ばかりだったという。先生から聞いて初めて知った。

 

その時は恥ずかしかったが、でもちょっと嬉しかった。

 

そんな口が達者(すぎる)子供時代を過ごした私は、子供のころの反動でか、

 

今は逆に舌が回らなくなっている。

 

あの口達者さを、子供のころに使い果たしてしまったんだろうか。

逆ならば、私は今ごろ喋りで生計を立てていたかもしれないのに。世の中うまくいかないものだ。

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