10代

のり子、彼氏にマフラーを編む。

2018/02/23

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高校の時、彼氏ができた。

 

 

嬉し恥ずかしのおつき合い。

世界はバラ色。そんな日々。

 

おつき合いを始めて半年ほど経過し、初めてのクリスマスが近づいてきた。

 

私は悩んだ。クリスマスに何を贈ろうかと。

 

学生なのでお金はあまりない。お金をかけず、しかし愛をたっぷりこめたとひと目でわかるような代物はないか。

 

そう考えた末、クリスマスプレゼントとして選んだのが、

 

手編みのマフラーだった。

 

手編みのマフラーだったら、気持ちも込められるし特別な感じがするし少し失敗しててもご愛嬌で済ましてもらえそうだし、毛糸は100均で買えばいいし、いいことづくめじゃないか!!

 

さらに我が家には、手芸が非常に得意な母がいる。母はパッチワークから服まで、裁縫関係はものすごく得意なのだ。

 

母に教えてもらえばすぐに作れる!

私はそう思い、さっそく100均に毛糸を買いに走った。

 

そして母に教えてもらい始めたのだが……。

 

私、超絶不器用だった。

 

糸を編むという、たったそれだけの作業がもう大変、大変。

 

「その穴に通してから、棒をこっちに向けて……」とか言われても、手がうまく動かないのだ。

 

それでも毎日続けていたら、何とか形になってくれた。

 

私は夢中になってマフラーを編んだ。最初は汚かった編み目が、少しずつ綺麗になっていくのが楽しい。

 

棒と毛糸だけで、こんなことができるんだーと感動しながら、夢中で編み棒を動かした。なぜか毛糸の減りが異様に早い気がしたが、それもすぐに忘れた。

 

不器用ながらもマフラーはどんどん進み、1ヶ月後。

 

マフラー完成!

 

やりました! のり子はついにやり遂げました!

 

すごく綺麗にできたマフラーに、私ご満悦。

 

あー、クリスマスにはこれを彼氏にあげないといけないのか。ヤだなー。せっかく編んだのに、人にあげることになるのか……。せっかく編んだのに……。

 

あげるのが惜しくなるくらいの出来で、私はそのマフラーを少し自分の首に巻いてみることにした。

 

作ったのは私なんだから、少しくらい自分でも楽しんでいいよね。ちょっとだけ、ちょっとだけ。

 

ワクワクしながらマフラーを首に……。

 

…………ん?

 

ん、なんだこの違和感は?

 

なんか……重くないか?

 

一歩あるくごとに、マフラーの端が下がっていく。パーカーのフードのヒモを両側から引っ張っているような感じだ。

 

パーカーのフードだったらヒモをぐっと引っ張ればフードがめちゃくちゃになるだけだが、マフラーの場合、両側から引っ張ったら(実際は自然に下がってるんだけど)どうなるか。

 

こうなります。

 

どうも編み目が細かすぎて、マフラー自体の重量がかなりなものになったのが原因らしい。毛糸の減りが早かったのは、ギッチギチにすき間なく編んでたからだった。

 

マフラーがあまりにも重いため、首に巻いたら重力で自動的に首が締まるという、どう考えても凶器としか思えない物体を作り出してしまった。

 

試しに学校に持っていて友達に巻いてもらったら、誰からも「苦しい」という感想しか得られなかった。

 

こんなマフラー、ひと様にあげられるような代物じゃない!

 

いったん糸をほどいて、もう1回マフラーを作り直さなきゃ!

 

でも、クリスマスまであと2週間くらいしかない。

 

糸をほどくのも面倒くさいし。

 

もう1回編み直すのも面倒だし。

 

今年は編み物はもう飽きたからやりたくないし……。

 

・・・・・・。

 

・・・・・・・・。

 

全てを飲み込みプレゼントした。

 

彼氏からは苦情が来なかったので、大丈夫だったと信じたい。

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