【イラストエッセイ】のり子、副業で稼げるというセミナーに誘われる。

2018年9月12日イラストエッセイ, 20代

ある日、友達にセミナーとやらに誘われた。

 

 

そのセミナーは、「今よりもっと稼ぐため」の副業を紹介しているセミナーらしく、今より稼いでたくさん貯金がしたいという友達が見つけてきたものだった。

 

1人で行くのは寂しいらしく、一緒に行かないかと誘われた私。

 

どうせヒマだし、話だけでも聞いてみるかと誘いを受けた。

 

約束の日、友達と待ち合わせて行ったセミナー会場は、わりと綺麗な建物の一室にあった。

 

受付にはスーツを着た女性が立っており、その脇を通って何人もの人がセミナー会場に入っていく。

 

 

みんな副業したいんだなあ。

 

時間になり、セミナーが始まった。

 

「副業の話」以外は何も情報がなかったため、主催者がどんな話を展開するのかまったく予想がつかない。

どんな話をするんだろう。副業って何だろう。

 

ちょっとワクワクしていた私の耳に届いたのは、

 

聞くからに怪しいセリフだった。

 

主催者はお金持ちになる方法として、叶〇妹を例に出し始めた。

 

叶姉〇がなぜお金持ちになれたのか、なぜ資金が尽きることがないのか。

 

永遠と続く叶〇妹の話。

 

ホワイトボードには、叶姉〇が大金持ちになるまでの過程が書かれ、「誰でもちょっと頑張れば、一生遊んで暮らせるのです!」と夢のようなセリフが室内に響いていた。

 

私は思った。

 

 

夢物語のような説明が続いているが、う、ウソくさー!

一生遊んで暮らせるって、ウソくさー!

 

でも、なんかみんな真剣に頷いてるわ、友達はメモまで取ってるんだよ。大丈夫かよこの人たち……。

 

最初から最後まで叶〇妹を中心に話は進み、誰もかれもが熱心に話を聞いていたっぽい。私は途中から紙にお絵かきして遊んでいた。

 

無駄な時間を過ごしてしまったなあ。

 

セミナーが終わった後も、友達は真剣に資料を読み返していた。

 

本当に信じているのだろう。信じる者は救われるっていうし、もしかしたら本当に一生遊んで暮らせるかもしれないし、下手なことは言わないでおこう。私はそう心に決めた。

 

だが自分に降りかかる火の粉はしっかり払っておいた。

 

そのまま友達と別れ、家路についた私。

 

家には母がいた。

 

 

「変なツボとか買ってないね!?」と心配する母をなだめるのが大変だった。

 

あのとき友達を止めることはしなかったが、それ以降なにも言ってこなかったので、すんでのところで思いとどまったのだと思いたい。

 

ちなみに叶〇妹がお金持ちになった理由は、ケータイ電話の販売店を増やすと、その販売店で契約したケータイ電話の使用料金から毎月数%のマージンが入るから、というものだった。

 

う、ウソくさー!

にほんブログ村 イラストブログへ
にほんブログ村

↑クリックしていただけると泣いて喜びます!↑