【イラストエッセイ】のり子、姉の寝相の悪さに死を覚悟する。

2018年9月12日イラストエッセイ, 幼少期

私には姉がいる。

 

 

いつも優しく、しかし怒ると恐い数歳上の姉。

 

そんな姉。恐ろしく寝相が悪いという悪癖があった。

 

それは私が幼少の頃。

 

 

押入れのふすまの前に布団を並べて、2人で寝ていた。

 

 

朝、目覚めた私が隣の姉に挨拶をしようとしたところ、

 

姉は、ふすまを突き破って頭を突っ込んでいた。

 

私、絶叫。

 

母を呼んで、すぐさま姉は救出された。

 

怪我をして気絶しているかと思われた姉は、健やかな寝息を立てていた。つまりは寝ていた。しかも無傷だった。

 

ふすまの穴はギザギザで、よく姉は怪我ひとつしなかったと思う。

 

ちなみに、その後も姉はふすまに突っ込み、穴をもう1つ増やしていた。

 

そして数年後の、私が小学校低学年の頃。

 

母が友人から二段ベッドをもらってきた。

上の段は姉で、下の段は私。

 

 

上の段は、はしごの部分以外は鉄柵に囲まれていた。唯一、鉄柵のないはしごの部分も、人ひとり通る分のスペースしかない。

 

朝。

 

姉は、はしごの部分から落ちていた。

 

私、絶叫。

 

すぐさま母を呼び、姉の安否を確認することになった。

 

二段ベッドの上の段から落ちて怪我をして気絶しているかと思われた姉は、やはり健やかな寝息を立てていた。つまりは寝ていた。今回も無傷だった。

 

大人も寝られる大きさの二段ベッドだ。当然、高さもあるのに、よく骨折しなかったものだ。

 

ちなみに、それ以降も何度か落ちそうになっていたため、私が上の段で寝るようになった。

 

そこからさらに数年後の、私が小学校中学年の頃。

 

二段ベッドが壊れたため、母が1人用のベッドを2台買ってきた。

 

 

ベッドを2台並べて眠る、私と姉。

姉の隣には衣装ダンスとテレビが置いてあった。

 

朝。

 

姉は、落ちてきたテレビを頭で受け止めていた。

 

私、さすがに姉の死を確信。

 

もう絶叫すらできなかった。

 

ベッドから半分落ちた姉の頭にテレビが乗っかっている。死なないわけがない。

 

私はズリズリと這いながら姉の近くに行き、姉の頭の部分に完全にテレビが乗っていることを確認してから、静かに母を呼びに行った。

 

夜にテレビが落ちてきた音なんて聞こえなかった。聞こえていたら、姉をすぐに助けられたかもしれないのに。

呆然としすぎて、涙も出ない。

 

母は慌てて子供部屋に来て、姉の上からテレビを取り去った。

そして抱き上げた姉は、

 

寝てた。

 

健やかな寝息を立てていた。つまりは寝てた。頭にテレビが落ちてきたのに、怪我の1つもなく寝てた。

 

この人、どうなってるんだろう。

 

私は本気で不思議に思った。

 

テレビが頭に直撃した姉は、後遺症もなく元気です。あの時は本当に死んだと思ったんだけど、人間は意外と頑丈だね。

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